Heritage Work
(Wide Panel) Lineman
STYLE NO. 2995

サイズ換算表

※商品によってサイズの構成が違いますのでご注意ください。

Lineman


1952年のレッド・ウィング社カタログより

かつて、ラインマン(電線工)は大きな危険を伴う仕事であった。安全設備も整わない20世紀初頭には、ラインマンの3人にひとりは作業中の事故で命を落としたといわれる。そうした危険な作業に従事する当時のラインマン達は、足をしっかりホールドするため、つま先近くまで靴紐が通ったブーツを好んだようである。

レース・トゥー・トゥの(つま先近くまで靴紐が通った)ワークブーツが全般的にラインマンブーツ、と呼ばれるようになったのは、こうした理由からだ。中でもワイドパネル・タイプのものは、1950年代に西海岸で人気となった、当時は目新しいデザインのワークブーツであった。実際にはラインマン用に作られたわけではなく、建築現場など屋外全般で働くワーカーたちのための汎用作業靴であったが、レース・トゥー・トゥのデザインであったために、ラインマンブーツと呼ばれた。

この独特な個性を持つブーツは、1960年代に入ったとたんに、何故か人気を失った。1950年代に、一般的なワークブーツとは違うものを求め、エンジニアブーツや、このラインマンブーツをトライした若手のワーカーたちが、それらにも飽き、地味だがより実用的なものを選ぶようになったのであろう。

ワイドパネルのラインマンブーツは、1950年代という、派手できらびやかな時代が色濃く反映されたワークブーツだと言える。