Heritage Work
SuperSole 6" Moc-toe
STYLE NO. 8804

サイズ換算表

※商品によってサイズの構成が違いますのでご注意ください。

SuperSole


スーパーソール製法、1985年のレッド・ウィング社カタログより

1960年代、大量生産、大量消費の大きな流れの中で、ワークブーツ(作業靴)の製法にも新たな流れができた。それまでの、靴底をミシンで縫い付ける伝統的な製法に変わり、コストの低い、靴底を接着する製法(セメント製法)がシェアを伸ばしてきたのだ。レッド・ウィング社も市場の変化への対応を余儀なくされた。しかし、このセメント製法では、レッド・ウィング社が従来より重視してきた高品質オイルドレザーが使えない、という問題が生じた。レザーに含まれるオイル分が妨げとなり、靴底の接着に十分な強度が得られないのである。

そこでレッド・ウィング社は、ソールの素材となる発泡ウレタンを靴本体に直接射出成形する製造法を考案した。そして1970年代後半に、この製法をさらに進化させた画期的な製法を確立した。この製法は通常のセメント製法の靴では省略されていたウエルトを縫い付けた靴本体をソールのモールド(鋳型)にセットし、その鋳型に素材であるウレタンを流し込み、靴底を成形する製法である。靴本体に縫い付けられたウエルトにより靴底がしっかりとホールドされ、接着剤の効きにくいオイルドレザーを靴本体に使用する事ができるようになった。

また発泡ウレタンの靴底は、グリップ力、耐摩耗性、クッション性にもすぐれ、軽量で耐久性にすぐれたコストパフォーマンスの高い靴となる。レッド・ウィング社は1977年にこの製法で特許を取得し、スーパーソール製法と名付けた。以来この製法は、レッド・ウィング社のインダストリアル市場(作業靴市場)向けの靴の主流となり、今日に至っている。